1997年11月 2日の観測

木星面の近況です。
11月初旬は晴れ続きで、休日以外はほんの短時間ですが連日木星面を追跡しています。
但し、CCD撮像は11/2,3のみ、スケッチは11/9のみで、他はCMTだけです。

この期間に認めた変化は、

1)FAが縮小
2)BCが北に移動
3)Barge-NEBの増加

2 Nov.1997 09h15m I=346,II=231 〜 10h27m I=30,II=274

強調処理を行なった画像

• NEB,II=220のbargrから280のbargeを捉えている。
• STrZ,II=250付近に小白斑があり、SEBsにbayを造っている。
• NEB,II=220及びその直前のbargeは淡い。260,280のbargeは端でもよく目立っている。
• NTB,II=230〜240が淡い。
• NNTZ,II=200〜250付近が明るく、NNTBが捉え易い。

1997.11.02 08h38m(UT) I=323.4 II=208.6

1997.11.02 09h14m(UT) I=345.3 II=230.4

1997.11.02 10h02m I= 14.6 II=259.3

• SEBはEZの2/3の太さで、中央から後方にかけて濃い部分がある。
• STrZは後方が細く、その南にSSTZらしき白い部分が見える。
• NEBはSEBより濃く、特に後方のバルジの後ろ側の北端が暗い。フェストーンを2つ確認。
• NTBはシーイングの良い時に、ほぼ全域にわたって確認でき、NTZも確認。NNTBはNTZの境界のように見える。NNTZは未確認。